alt
  • ファンド

    J.P.モルガンの投資信託

    • ファンド検索

    資産クラス

    • 株式
    • 債券
    • バランス
    • 転換社債(CB)

    注目の投資戦略

    • JPMベスト・インカム
    • J.P.モルガンの日本株運用
    • JPMグローバル医療関連株式ファンド
    • サステナブル・インベスティング(ESG投資)
    • ビデオコンテンツ
  • Insights

    Market Insights

    • Market Insightsホーム
    • Guide to the Markets
    • J.P.モルガン Weekly
    • ストラテジストのいまを読み解くブログ
    • J.P.モルガン Today
    • Quarterly Perspectives
    • 四半期マーケット解説ビデオ
    • ビデオコンテンツ

    Portfolio Insights

    • Portfolio Insightsホーム
    • J.P.モルガンの超長期市場予測
  • 投資のヒント
  • J.P.モルガンの運用力
Skip to main content
  • お客さまの属性
  • 国
検索
メニュー
閉じる
検索
  1. ホーム
  2. Insights
  3. Market Insights
  4. ストラテジストのいまを読み解くブログ
  5. 大幅下落と大幅上昇は隣り合わせ

  • 共有
  • LinkedIn Twitter Facebook LINE
  • 印刷
  • 印刷など
  • LinkedIn Twitter Facebook LINE
    印刷

大幅下落と大幅上昇は隣り合わせ

2020/03/13

【左】のチャートは、1988年以降のS&P 500です。その上に、縦のラインがいっぱい走っています。これらは、この期間の日次の上昇率トップ40のタイミングです(→「下落率」ではなく「上昇率」です)。

 

すなわち「株価が急上昇を記録する局面は、株価が急落している、あるいは株価の水準がそれ以前の水準に比べて、大幅に下がっているとき」です。

一部の個人投資家の方は「大幅下落を見てから、慌てて売りを出す」ことがあるでしょう。例えば、昨今のような状況かもしれません。

ただ、そうしたタイミングでは、政策当局も「手をこまねいている」わけではありませんから、例えば、経済政策に関して言えば、利下げなどの金融緩和、減税などの財政出動、あるいは、金融危機なら流動性の供給や金融機関への公的資本の投入、時価会計の中止などの救済措置が出てきて、投資家の心理が急回復することが往々にして起きるわけです。


ここで「新型コロナウイルスには、経済政策は効かない」という評論もしばしば聞かれます。

しかし、新型コロナウイルスをきっかけとして「実体経済が低迷する」ならば、その低迷は実体経済に関するものであり(→単に言い換えているだけです)、経済の低迷は、生産活動の制限のみならず、家計や企業などの経済主体の行動(→例えば、雇用やリスクテイクを削減する行動)によっても生じるわけです。人々の心理や行動によって引き起こされる経済の低迷を和らげるのは、ほかならぬ経済政策の役割です。

このほかにも、地域の「封じ込め」、営業活動やイベントなどの自粛や自粛要請によって、生産や消費活動が制限されているため、利下げやインフラ投資、減税などは効果がない、という具体的な評論もあります。

それは、すなわち「適切な(あるいは、強力な)感染抑制策が講じられている」と言っているわけです(→それにゆえに「経済政策は効かない」との評論になる)。

「経済政策が効かない」ほどの感染抑制策ならば、感染拡大の収束によって、生産活動はやがて再開され、実体経済は自律的に回復すると考えることができます(→筆者は、景気後退を含む一時的な経済活動の停滞は、長期的な目標(ゴール)のために積み上げている金融資産を売却する根拠としては薄弱であると考えています)。

そもそも、今回のケースに限らず「経済政策が効く、効かない」ということは、あまり重要ではないのです。「経済は自由放任が適切で、市場メカニズムに任せ、経済政策は常に最小限に留めるべき」という経済学者も多くいます。これは経済学における長年の哲学論争ですから、今さら与しても時間の浪費です。

ただ、おそらく、経済政策が効くと言う人も効かないと言う人も「適切な感染抑制策があれば、感染の拡大は収束していく」という点では一致するでしょう(→もちろん、経済や金融市場の評論家は、感染症の専門家ではありません)。

ポイントは「経済政策が効く、効かない」ではなく、経済政策が出てきて「あーでもない、こーでもない」と議論されているタイミングは「時計の針が着実に進んでいる」という立派な証拠であるということです。今回の件で言えば、経済政策が出てきて「あーでもない、こーでもない」と議論されているタイミングは「感染抑制策がその分、進んでいる」という証左でしょう。

「経済政策が効く、効かない」ではなく、そうしたものが出てくるタイミングは、少なくとも時間の経過という最も重要な事象が表出している証左であり、「反転が近い」ことを表すサインとして「使える」のではないかということです。

確かに、「弱気相場」などの下落局面の早い段階で売却をすれば、更なる下落による資産価値の目減りを防げるでしょう。ただ、当初は「その先がどうなるかわからない」わけですから、そうしたタイミングで売却を決断することは現実的ではありません。たいていは、大幅下落が連日続いた後に「やっぱりだめだ」「これ以上は怖い」とばかりに、売りを出してしまうわけです。ただ、それは「誰の目にも政策を打つ必要がある」と映るようなタイミングであり、そこで売却を決断してしまうため、「反発しそうなときに、反発を取らず、売却をしてしまう」リスクは高いと言えるでしょう。

合わせて、【右】のチャートもご覧ください。

 

これは、上記のような「大幅な上昇率の日を取り逃がす」場合に、長期の資産形成にどのような結果をもたらしたかの検証を試みたシミュレーションです。

言い換えれば「大幅下落に怖くなって、大幅反発の直前で売却をしてしまい、大幅反発を見て、再び株式市場に戻ると、どうなるか」を見たものです。

過去32年間、ずっと投資を継続していれば、当初の1万ドルは、26万ドル弱、26倍近くになっています。しかし、その32年間(≒約8,000営業日)のうち、大幅上昇を記録した、たった5日を取り漏らすだけで、投資成果は17万ドル近くに減少します。上位10日を取り逃がすと、「32年間継続投資」に比べ、半分の13万ドル弱です。

「大幅下落」もあれば「大幅上昇」もありますが、長期で見れば、株価は「右肩上がり」であり、「大幅下落」は許容しつつ、長期の視点で資産運用を行うことがより望ましい成果をもたらす可能性があります。

上記は掲載時点の執筆者の見解を示したものであり、将来予告なく見解が変更される場合があります。

運用戦略 株式市場 金融市場 経済

最新のブログ

日本株が出遅れている背景と、出遅れ解消に繋がるポイント

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/08/25

詳しくはこちら

米政府・議会による政策対応

第2四半期版Quarterly Perspectivesより④|ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/05/15

詳しくはこちら

FRBによる政策対応

第2四半期版Quarterly Perspectivesより③|ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/05/15

詳しくはこちら

感染症の数理(2) ゴールデンウィークは終わったものの。

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/05/07

詳しくはこちら

感染症のシミュレーション ゴールデンウィークに

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/05/01

詳しくはこちら

感染症の用語解説と数理 ゴールデンウィークに

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/04/30

詳しくはこちら

景気後退入り後のアセット・アロケーション ~HY債券の有効活用~

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/04/28

詳しくはこちら

短期的な下落に惑わされず、資産運用のゴールを思い出そう

第2四半期版Quarterly Perspectivesより②|ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/04/28

詳しくはこちら

忘れられない3ヵ月

第2四半期版Quarterly Perspectivesより①|ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/04/27

詳しくはこちら

なぜ、急落が続くのか?

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/03/19

詳しくはこちら

ゴールを思い出す

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/03/18

詳しくはこちら

震源地の中国から始まるV字型回復、W型のリスクには注意

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/03/05

詳しくはこちら

「新型肺炎に絡む材料」に優先順位をつけ、頭を整理する

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/02/27

詳しくはこちら

V字回復期待を背景に「今年の業績相場への移行」は続く?

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/02/18

詳しくはこちら

ガラスの十代 2020年の勝手予想①

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/01/07

詳しくはこちら

ガラスの十代 2020年の勝手予想②

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2020/01/07

詳しくはこちら

これから「レポ」の話をしよう③

連銀が年末の巨額介入を示唆|ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/12/16

詳しくはこちら

本日のインプット:11月の雇用統計 & 今後の動向

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/12/09

詳しくはこちら

本日のインプット(昨日分):ADP雇用統計

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/12/06

詳しくはこちら

これからレポの話をしよう②

♪All you need is leverage♪|ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/11/29

詳しくはこちら

これからレポの話をしよう①

♪All you need is leverage♪|ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/11/29

詳しくはこちら

見通し変更:クリスマスキャロルの頃には

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/11/27

詳しくはこちら

本日のインプット:10月29-30日分のFOMC議事録:経済の評価

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/11/21

詳しくはこちら

本日のインプット:FRBの金融安定報告書

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/11/18

詳しくはこちら

本日のインプット:米国の貨物輸送量指数

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/11/15

詳しくはこちら

本日のインプット:家計の債務延滞状況

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/11/14

詳しくはこちら

本日のインプット:企業株式の時価評価金額 vs. 実体経済

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/11/11

詳しくはこちら

本日のインプット:失業保険継続受給者数

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/11/08

詳しくはこちら

本日のインプット:IHS Markit社のエコノミスト・コメント

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/11/06

詳しくはこちら

その男の名は、レイ・ダリオ

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/11/01

詳しくはこちら

2019年の相場を支えた「Bad news = Good news」に変化の兆し?

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/10/10

詳しくはこちら

ラグビー強国の悲哀

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/09/11

詳しくはこちら

日本株の強気派が期待するサイクルvs.弱気派が懸念するサイクル

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/08/23

詳しくはこちら

どっちの料理しよう??③ Rocket Man

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/08/21

詳しくはこちら

どっちの料理しよう??② 債券と株式、どっちがバブル?

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/08/20

詳しくはこちら

どっちの料理しよう??① 景気後退に行くの、行かないのどっち?

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/08/19

詳しくはこちら

今度は、新興国がFRBと世界経済を追い詰める。第2のプラザ合意は遠い。

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/08/08

詳しくはこちら

Don't let me down(がっかりさせないでくれよ)

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/08/02

詳しくはこちら

“強いはず”の労働市場が発する景気後退のサイン

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/07/31

詳しくはこちら

過去の経験則が示唆する、年後半の「米企業業績悪化→株安」

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/07/22

詳しくはこちら

世界的な金融緩和は、世界経済を景気後退入りから救えるか

ストラテジストのいまを読み解くブログ 2019/07/12

詳しくはこちら

Guide to the Marketsおよびインデックスの定義はこちら

J.P.モルガン・アセット・マネジメント

  • J.P.モルガン・アセット・マネジメントについて
  • 利用規約
  • 個人情報保護宣言
  • クッキーに関するポリシー
  • コーポレート・ガバナンス
  • 投資信託に関する留意事項
  • インベストメント・スチュワードシップ
  • お知らせ
  • サイトマップ
J.P.モルガン

  • J.P.モルガン
  • JPモルガン・チェース
  • チェース
YouTube

J.P.モルガンは、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよびその各国子会社または関連会社のマーケティングネームです。

J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよび世界の関連会社の資産運用ビジネスのブランドです。

 

本ウェブサイトは、日本の居住者の利用に供する目的で作成されたもので、その他の国の居住者を対象とするものではありません。本ウェブサイトは、J.P.モルガン・アセット・マネジメントに関する情報のほか、証券投資一般等に関する情報提供を目的としたものであり、証券投資につき、勧誘を目的としたものではありません。本ウェブサイトは、J.P.モルガン・アセット・マネジメントが信頼性が高いとみなす情報等に基づいて作成しておりますが、その正確さを保証するものではなく、本ウェブサイトに掲載された情報を使用することにより被った損害を補償するものではありません。本ウェブサイトに掲載された意見・見通しは表記時点あるいは掲載時点でのJ.P.モルガン・アセット・マネジメントの判断を反映したものであり、今後変更されることがあります。J.P.モルガン・アセット・マネジメントまたはその日本法人であるJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社、それらの従業員は本ウェブサイトで言及している有価証券を保有している場合があります。

 

JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

 

Copyright 2021 JPMorgan Asset Management (Japan) Limited. All rights reserved.