世界に投資リターンの機会をもとめて
米国株は依然としてリターンの重要な源泉ですが、投資家の間では投資機会を他の地域へ広げ、分散する必要性が意識されています。
2020年9月
景気後退期も、資産運用を始めるチャンス!?
新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の感染拡大を受け、米国は2020年2月に景気後退局面に入っていたとの発表が全米経済研究所(NBER)から先般行われました。いまだ新型コロナの収束時期は見通せないものの、足元は景気回復の兆しも確認されており、現時点の情報を鑑みると、景気後退を既に脱している可能性が高いとの見方も出てきています。
過去の市場の中において、現在の環境に近い景気後退期およびその直後の動向をグラフ①で確認してみましょう。米国株式に5年間投資した場合は、景気後退の脱出後のみならず、景気後退期に投資を開始したとしてもプラスのリターンを実現してきたことが分かります。
このように、景気後退期は長期的なリターンを獲得する投資機会の1つであると言えます。景気の動向に注視しながらも、短期的な動きに振り回されずに資産形成に取り組むことが重要になります。
グラフ① 長期のリターン:各時点から、5年間投資した場合の米国株式のリターン(円ベース)
試算、期間:1988年1月末~2020年6月末(米国株式の推移は1988年1月末を100として指数化)
合わせ技で分散投資、資産運用への不安を軽減
短期的な動きに惑わされる必要はないと分かっていても、資産運用を始めるのに不安を覚える方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、長期投資と並んで資産運用の基本とされている分散投資についてご紹介したいと思います。
分散投資とは、単一の資産だけでなく、複数の資産に投資を行うことを指します。グラフ②で過去の動きを見てみると、さまざまな資産に分散して投資する「バランス型(緑枠線の白いボックス)」は、単一の資産のみに投資を行う場合と比べて値動きが安定する傾向がありました。バランス型はいずれの年も概ね真ん中に位置しており、相対的に安定したリターンを実現してきました。
投資信託は少額から分散投資が可能な金融商品ですが、「どのような資産に投資するか」、「資産配分は固定か、投資環境によって柔軟に変えるか」といった投資方針は、同じバランス型でも商品によって異なります。投資を始める前に、それぞれの商品の特徴を確認することをお奨めします。
グラフ② 資産クラス別リターン<円ベース>
期間:2009年~2020年(2020年は年初来(6月末時点))
機動的な分散投資で、“振り回されない”運用を目指すベスト・インカム
最後に、さまざまな資産に分散投資を行う投資信託の一つとして、「ベスト・インカム」をご紹介します。
ベスト・インカムは、投資先ファンドを通じてインカム収益*1に着目し世界中のさまざまなアセットクラスへの分散投資を行います。グラフ③にあるように、2020年8月末現在、世界各国・地域の14の資産(アセットクラス)に幅広く投資しています。
グラフ③ ベスト・インカムのポートフォリオの概要
2020年8月末現在
アセットクラス別構成比率
国・地域別構成比率
加えて、ベスト・インカムでは為替ヘッジ*2を行い為替変動による影響を抑えるため、リスクを相対的に抑えることが期待されます。グラフ④にある通り、ベスト・インカムはリスクを抑えることで、設定来で相対的に安定的な運用を実現してきました。
短期的な市場の動きに振り回されず、長きにわたって資産運用を続けるための選択肢の一つとして、ベスト・インカムをご検討いただければ幸いです。
グラフ④ 年率リスク | ベスト・インカムと主な資産(為替ヘッジなし、円ベース)
期間:2014年10月~2020年8月
JPMベスト・インカム(年1回決算型)の詳細は こちら
米国株は依然としてリターンの重要な源泉ですが、投資家の間では投資機会を他の地域へ広げ、分散する必要性が意識されています。
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