アクティブ運用とパッシブ運用の話
株式運用にはアクティブ運用とパッシブ運用があります。それぞれの違いを解説します。
2019年11月
掛け算で生み出す投資アイディア
J.P.モルガン・アセット・マネジメントの日本株運用チームでは、長期的な投資機会を追求するため、既成概念に捉われず、アンテナを高く張って、世の中で起きている変化を敏感に把握するように日々努めています。
大局的な見方から具体的な投資銘柄に落とし込む過程において、運用チームでは “足し算” ではなく “掛け算” での発想をおこなっています。単純にこれまでの結果の積み上げではなく、未来に向けての成長性の広がりを想定できるような企業に投資したいと常に考えています。
テクノロジーXシェアリングの例
例えば、前号でご紹介した「“大量” 時代からの脱却」の手段の一つである “シェアリング” ですが、実行に際しては “テクノロジー” が成否のカギを握ると見ています。
この掛け算を体現している企業の一例として、メルカリをご紹介します。同社は、国内最大級の中古品売買のCtoC(個人間取引)マーケットプレイスの「メルカリ」を運営しています。日本の中古品市場の拡大などを背景に、スマートフォンで手軽に売買できる「メルカリ」の成長期待は高いと考えています。
同社はこの売買プラットフォームのさらなる改善のため、システム開発・構築に非常に力を入れており、まさに “テクノロジー” をもって “シェアリング” ビジネスを展開している企業と言えます。また、利用者は若者中心と見られがちですが、実は高齢者の方が売上額が高いなど、利用者における世代の広がりについても興味深く見ています。
長期的には、「メルカリ」で得たデータなどの活用や決済システムの取り込みも含めた経済圏(エコシステム)の構築にも注目しており、ビジネスをさらに展開していくことで、同社の成長性がより高まる可能性もあると考えています。
「メルカリ」での年代別1人あたり平均月間売上額(2018年)
株式運用にはアクティブ運用とパッシブ運用があります。それぞれの違いを解説します。
日本企業の業績と日本株式市場の見通し、および今後のコーポレートガバナンスの進展について、運用担当者が動画で解説します。
日本株運用チームの視点 2020年3月
日本株運用チームの視点 2020年2月
2020年1月
2019年12月
2019年12月
日本株運用チームの視点 2019年11月
2019年10月
2019年8月
日本株運用チームの視点 2019年8月
2019年8月