アクティブ運用とパッシブ運用の話
株式運用にはアクティブ運用とパッシブ運用があります。それぞれの違いを解説します。
日本企業には日本国外でビジネス展開している会社も数多く存在します。将来有望な、投資妙味のある銘柄を発掘するには、グローバルな視点をもつことや業界内の知見など、さまざまな角度から検討する必要があります。 J.P.モルガンでは、運用担当者と調査担当者が企業を調査分析することに加えて、世界各国に配属された国外の運用プロフェッショナルと密接に連携し、情報交換を行います。 こうした徹底的な情報収集、分析によって、数多くの日本企業の中から持続的に成長を遂げることが期待される企業を発掘します。
運用担当者 ~経験豊富な運用の専門家~
人数
運用担当者および調査担当者
平均経験年数
運用担当者および調査担当者
J.P.モルガン平均在籍年数
運用担当者および調査担当者
出身国
運用チーム全体
年齢
運用チーム全体
運用資産残高(概算)
また、お客さまも多岐に及びます。国内の個人投資家や年金基金をはじめとして、海外の投資家からも多くの資金をお預かりして運用しています。最近のトピックとして、2019年7月に中国本土でQDIIの制度を活用した日本株ファンドが新規に設定され、中国の投資家への販売が始まりました。
日本株運用戦略を提供している主な国・地域:
日本、米国、カナダ、南米、英国、中東、中国、香港、台湾、ニュージーランド
日本での長期にわたる運用体制とグローバルな運用ネットワークの活用
* J.P.モルガン・アセット・マネジメントの従業員が配置されている拠点|出所:J.P.モルガン・アセット・マネジメント、2021年9月30日現在
投資アイディアの発掘 〜“自由な発想”から〜
“自由な発想”からスタートします。より良い企業や銘柄を発掘するための第一歩となります。アイディア発掘のミーティングは真剣そのもの。いろんな“妄想”が飛び交います。
我々が日々心がけているのは既成概念にとらわれないこと。また、情報感度も重要です。アンテナを高く張って、世の中で起きている変化を敏感に把握します。その中から新しいアイディアが生まれます。
チームでの議論は、時には“妄想”に発展することもありますが、これは重要なプロセスで、メンバーは極めて真剣に捉えています。
ミーティングの風景
企業調査・分析 〜“横断的”かつ“多面的”に!〜
運用担当者は組み入れ銘柄を決定するだけではなく、その判断の前提となる企業の調査も自身で行います。全員が全業種を“横断的”にカバーしています。また、大型株から中小型株まで、企業の規模の大きさにとらわれることなく、発掘された投資アイディアをもとに幅広く企業を調査します。業種の垣根なく広い見地から分析することによって、相対感や柔軟な考えをしっかり持つことができます。
企業への取材は、投資を検討している企業にとどまらず、競合他社やサプライヤー、顧客企業にまでその対象を広げています。また、同じ企業の取材に、別の運用担当者が訪問することも積極的に行っています。異なる視点から“多面的”に分析することによって、議論を深めて投資判断の精度を高めています。
医療用ロボットスーツの装着体験 〜ロボット開発企業への取材にて〜
投資銘柄の決定、運用管理 〜投資開始後も“検証”は続きます〜
さまざまな角度から検討を進めた結果、最終的に投資銘柄が決定され、ファンドでの購入指図が行われます。投資判断の基準は、その企業の利益の成長性が高いかどうか、そしてその利益成長に対して株価が割安かどうか、ということです(GARP = Growth at a Reasonable Price)。
投資を開始した後も、投資アイディアが引き続き有効かどうか、銘柄に対する確信度が変わらないかどうかなど、随時検証しています。その検証した結果を踏まえて、いち早く次の行動に移すことができるのも我々の強みの一つです。ファンドの運用において機動性が高いことも良好な運用成果を追求する上で重要な要素だと考えています。
投資アイディアの発掘から投資までの流れ(イメージ)
歴史
50年を超える日本株運用の歴史があり、長期の運用実績を誇ります
アクティブ
アクティブ投資による銘柄選択で、長期的な日本企業の成長を取り込む運用を目指します
社会貢献
社会問題の解決や、社会的ニーズに応えることによって成長する日本企業に投資します。投資を通じて、“豊かな社会づくり”に貢献することを目指します