一歩先のインカム投資:マルチアセット戦略によってインカム獲得の柔軟性を高める
オプション取引を活用しつつ、アクティブかつ複数の資産に投資するマルチアセット戦略は、資産運用においてインカムの獲得と資産価格の安定性をバランスよく追求する選択肢のひとつです。
より強固なポートフォリオを構築し、長期の資産形成を実現するうえで、インカムの重要性はこれまで以上に高まっています。もっとも、株式の配当金や債券の利息といった伝統的なインカム収益だけでは、十分でない可能性があります。インカム創出力を高めたアクティブ型マルチアセット戦略は、収益性と安定性のより良いバランスを実現するための手助けをしてくれるでしょう。
より“スマート”にインカムを獲得するには?
徹底した分散投資と柔軟な運用は、ポートフォリオを強化し、市場変動への耐性を高めるために有効な手段だと考えます。たとえば、株式のみに投資する場合、特に相場下落局面において価格変動が大きくなることがあります。一方で、ハイ・イールド債券の投資家は、景気が悪化した場合の信用リスクや損失リスクを管理しなければなりません。
これに対し、複数の資産に分散投資するマルチアセット戦略は、投資家のみなさんそれぞれが持つ投資目標を達成するための大きな柔軟性を提供し、異なる資産クラスやセクターから幅広い投資機会を取り込める点が特徴です。
多くのマルチアセット運用ファンドはアクティブ運用されており、専任チームが調査、知見、テクノロジー、分析ツールを活用して投資判断を行います。これらの運用者は、投資地域の分散化、株式と債券の配分変更、リスクの抑制、非伝統的な資産クラスへの投資機会の追求など、機動的に運用を行って、運用成果の向上を目指しています。
株式の配当金や債券の利息以外のインカムを追求する
インカムというと、株式の配当金や債券の利息が伝統的かつ一般的ですが、オプションを活用した運用戦略(オプション・オーバーレイ)といった一歩先の非伝統的な戦略を取り入れることで、過度にリスクを増やすことなく、ポートフォリオを強化する機会が追求できます。これらの戦略は通常、株式投資を行いながら、コール・オプションの売却1によってインカムの獲得を目指します。ただし、株価が上昇した場合に値上がり益の一部を放棄する可能性があります。
市場の変動性が高まる局面や相場急落時には、こうした戦略はオプションの売却によって通常時よりも高い水準のインカムをもたらす可能性があります。オプション・プレミアムが得られることと株式ポートフォリオから配当金が得られることにより、ポートフォリオの資産が目減りするリスクを一部緩和する効果が期待されます2。J.P.モルガン・アセット・マネジメントでは、世界各地に配置されたマルチアセット運用の専門家、およびデリバティブの専門家からなる運用チームが、こうしたオプション・オーバーレイ戦略を運営しています。
このように、市場の分散が効き、かつ柔軟性を備えたインカム戦略は、長期の資産形成に有用な投資手法と考えます。グローバル株式、ハイ・イールド債、その他のインカム運用戦略に集中することなく、投資対象を分散させることにより、投資家は特定の市場やセクターへの依存度を抑えることができます。こうしたアプローチは、市場環境が変化するなかでも、リターンの安定化とリスク管理に役立ちます。
JPモルガン・フレキシブル・インカムETF(JFLI):より高い利回り、より低いリスクの可能性?
JFLIは、高いインカムと低いリスクの両方を追求する戦略の一つです。伝統的なインカムにとどまらず、その他の魅力的なインカムも追求します。さらにバランスの取れたリスク特性を維持することも目指します。インカム志向の強い投資家にとって、JFLIは複数の資産クラス(マルチアセット)への投資を通じて分散の効いた魅力的なソリューションとなり得ます。市場に合わせて機動的に変更する資産配分とインカム重視の運用アプローチにより、市場の変動局面を乗り越え、魅力的なインカムを獲得し、特定の資産クラスへの過度な集中を回避します。
JFLIは、これらのニーズに応えるために設計されています。マルチアセット・インカム・ポートフォリオの運用で18年以上の経験を有するチームが運用を担い、JFLIは伝統的な債券より高い利回りを目指しつつ、全てを株式に投資するよりも低いリスクに抑えることを目標としています。
2025年12月31日時点で、JFLIのポートフォリオは株式や債券を中心とした資産で構成されています。その中で、米国ハイ・イールド債券(35%)、先進国株式(22%)、新興国株式(5%)を含む幅広い資産に分散投資を実現しています3。JFLIのポートフォリオの利回りは6.65%です。(2025年11月30日現在、運用報酬控除前)4
JFLIの特徴
- グローバルな専門性:世界中に配置された110名以上のインベストメント・スペシャリストの知見を活用し、経験豊富な運用プロフェッショナルが運用5
- 柔軟かつダイナミック:市場サイクルに応じてポートフォリオを調整し、機会を捉えリスクを管理。
- 分散投資:株式と債券を組み合わせ、さらに新興国を含む世界の市場に投資することで、幅広い分散効果を追求する。
- 革新的なインカム戦略:カバードコールやその他のオプション戦略を活用し、利回りの向上を目指す。
- コスト効率:運用報酬は年率0.35%。コストを抑えることによって、より多くの資金を実際の運用に振り向けることが可能。
JFLIのポートフォリオでの位置づけ
JFLIは、株式ファンドと債券ファンドの中間に位置するバランス運用アプローチを採用します。魅力的なインカムを目指しつつ、リスク管理にも配慮しています。現金のみの保有や単一資産クラスへの投資とは異なり、JFLIの分散戦略は資金を有効活用し、リターンの獲得を取り逃すリスクを低減します。