ポートフォリオの利回りでみるベスト・インカムの投資機会
5月のポイント
5月の騰落率は年1回決算型、毎月決算型ともに0.9%下落しました(図①)。市場に悪材料が重なる中、年初来の騰落率はマイナス7.5%となり、2021年の上昇分の「貯金」を取り崩してしまいそうです。一方で過去3年の騰落率はプラス7.1%と、2020年3月のコロナショックを含めてもなお、プラスの騰落率であることはおさえておきましょう1。
過去の実績でみる、平均利回り5%以上の時に投資を開始、3年間保有で常にプラスリターン!?
ベスト・インカムの運用を利回りの観点で見ると、2022年5月末時点のポートフォリオの平均利回りは5.1%と5%以上を維持しています(図②)。過去(2014年9月末以降)のデータからは、平均利回りが5%以上の時点で投資を開始し3年間保有した場合、100%の勝率で騰落率はプラスだったことがわかっています2。
長期保有のメリット
ベスト・インカムは設定から8年弱経ちますが、その中で投資期間1年で見ると、約7割の確率でプラスの騰落率、つまり約3割の確率でマイナスでした。しかし、2年、3年、4年、5年とさらに長い投資期間で見ると、約9割の確率でプラスの騰落率でした3。ここから言えることは、1年という期間で見ると、「〇〇ショック」や悪材料の重なりで、マイナスのリターンとなることがありますが、2年以上継続して投資を続けることでリターンがマイナスとなるリスクが低下したことがわかります。
足元、米国での利上げやそれに伴う景気後退懸念など、マーケットでは数多くの不安材料が積みあがっています。ベスト・インカムの運用チームのコメントにも「インフレなどの不確実性を考慮し、引き続き経済見通しについては慎重な姿勢を維持」するとあります(図④)。年内景気後退までには至らないとの基本認識を持っていますが、マーケットが不安定化する中、前回もお伝えした「守りながら攻める」「攻めながら守る」といったバランスの取れたアプローチが重要になります。
引き続き、金利上昇や景気減速局面に強いとされる高配当株式への投資を継続しています。「運用状況」には、先進国株式やグローバル・インフラ株式がパフォーマンスにプラス寄与したとあります(図③)。また、米国ハイ・イールド債券について、過去には金利上昇局面ではデフォルト率が上昇し、先行き懸念が台頭していましたが、現時点でデフォルト率の上昇は見られず4、ハイ・イールド債券を発行する米国企業の財務体質が健全化していると考えられます。
世界経済を取り巻く環境は不透明感が増していますが、ベスト・インカムに中長期に投資を行うことで、インカム獲得と中長期で安定的なパフォーマンスを享受していただきたいと考えています。