今すぐチェック!足元の運用状況 2021年3月のポイント
3月のポイント
3月の騰落率は年1回決算型、毎月決算型ともに0.5%の上昇(図①)でした。
2月の月次報告書のコメントでは、将来予想される金利上昇を懸念して、インフレに対する不安が台頭してきたことに触れていました。一方、3月のコメントを見ると、「インフレは変動性が高くなる可能性はあるものの最終的には抑制されると見ている」とあります(図②)。景気の見通しが明るいことから、インフレに対する不安はややトーンダウンしています。
とは言え、市場関係者は金利の急激な変化には敏感です。というのも、過去の市場において、世界の金利水準の指標として認識されている米国の10年国債の利回りが短期で大きく上昇した局面には、株式市場の急落など、金融市場に混乱をもたらしてきたためです。ただし、運用チームのコメントにあるように、景気拡大が前提であれば、金利上昇はさほど心配する必要はないと考えられます。そのメカニズムはこちらで詳しくご説明していますので、あわせてご覧ください。
上昇率は、積み重ねで考えることが大事
2021年に入り、1月の騰落率は0.6%、2月は1.6%、3月は0.5%と継続的な上昇が続いています。0.5%の上昇と言えば、10,000円が10,050円になることを意味し、この1ヶ月の上昇分だけを見ると、上昇率には満足できない方もいるかもしれません。しかし、毎月0.5%の上昇が1年続いたと仮定すると6%の上昇、つまり10,000円から10,617円(複利で計算)になることを意味します。日々、もしくは月次での動きは大きなものでなくても、それが積み重なれば、その水準は今の低金利環境では、決して低いものではないと考えています1。
値動きを抑えながら投資をし続ける
設定来からのベスト・インカムの月次の基準価額の推移の値動きを見ると、約8割の月で、騰落率はプラスマイナス2%の範囲内に収まっていました2。値動きを小さく抑えたうえで、昨年のコロナショックのように市場が急落した場面も、インカム3を生み出す資産に投資を続けてきた結果、本コラム執筆時点4で、年一回決算型の基準価額は設定来の最高値圏にあります(図③)。
15の資産、約2,800もの銘柄5に徹底的な分散を行うことで、日次や月次の値動きをできる限り抑え、中長期で投資家の皆様の資産形成に貢献する。これからも、ベスト・インカムではそんな運用を目指しています。
![今すぐチェック2021年3月月報](https://cdn.jpmorganfunds.com/content/dam/jpm-am-aem/asiapacific/jp/ja/images/content/best-income/column20210423.png)
1同じ騰落率が1年間続いたと仮定した場合のシミュレーションであり、将来の成果を保証するものではありません。
2年1回決算型、2014年9月末〜2021年3月末
3インカムは、債券の利息や株式の配当など一定期間毎に受け取れる収益を指します。
4 2021年4月23日
5 2021年3月末現在
「JPMベスト・インカム(年1回決算型)/(毎月決算型)」を総称して「JPMベスト・インカム」または「ベスト・インカム」と言います。投資先ファンドとは「JPモルガン・インベストメント・ファンズ-グローバル・インカム・ファンド」の「Iクラス(円建て、円ヘッジ)」(「グローバルインカムファンド」と言います。)を指します。「ベスト・インカムの投資先ファンドの運用戦略」を「ベスト・インカムの運用戦略」と呼ぶ場合があります。ベスト・インカムは投資先ファンドを通じて実質的な運用を行います。上記の運用に関する説明は投資先ファンドにおけるものです。ただし、ファンドの騰落率に関しては、ベスト・インカムの騰落率のデータです。当ファンドの投資先ファンドのポートフォリオを「ベスト・インカムのポートフォリオ」と呼ぶ場合があります。本サイトに記載されている個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。 当記事で言及している個別銘柄については、売買の推奨を目的として示したものではなく、組入れを保証するものではありません。当記事で掲載している数値は小数点第2位を四捨五入しています。当記事に記載された意見・見通しは表記時点での弊社および弊社グループ会社の判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意見・見通しの実現を保証するものではございません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更されることがあります。