今すぐチェック!足元の運用状況 2020年11月のポイント
11月のポイント
11月のベスト・インカムの基準価額の騰落率は年1回決算型、毎月決算型ともに6.7%と、比較的大幅な上昇となりました(図①)。年1回決算型の11月末時点の基準価額は11,478円でした(図②)。2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大きく下落する局面もありましたが、2020年2月に記録した設定来最高値まであとわずか、というところまで回復しました。
これまでのベスト・インカムの値動き
さて、11月の騰落率は6.7%と、ベスト・インカムの値動きとしては比較的大きな上昇率でした。2020年は、3月に-14.5%という月間で設定来最大の下落を経験した後、4月に6.0%、7月に3.1%、そして11月の6.7%と上昇し、3月以降の下げをほぼ取り戻しました。
ベスト・インカムは、これまでにも、いくつかの大きな下落局面を経験してきましたが、下落後6か月から1年くらいの期間で、その下げた分を取り戻してきました。市場環境が不安定な時には、下値に配慮して債券などの相対的にリスクが低い資産への配分を増やしたり、相場が反転した時にはリターンを獲得することを目指し、株式やハイ・イールド債券等で相対的に割安となったと考えるクオリティ(質)の高い銘柄を買い増すなど、機動的な運用を行ってきたことがその背景と考えています。
今回の下落局面でも、社債市場の金融支援策に対応して、先進国投資適格債券への投資を増やし、一方で経営基盤が安定していると考えられる米国企業の株式への投資を継続しました。また、米国ハイ・イールド債券も比較的格付が高いものや、発行企業の業種や業績を見極めることで、おおよそ3割弱の投資比率を維持しました(図③)。
資産運用には長期の目線が必要だということは言うまでもありません。そうなると、今年経験したような大きな下落局面に遭遇することは今後も起こり得ます。金融市場で資産運用を行うのであれば「どんな時でも絶対に下がらない資産」は、残念ながらおそらく存在しないでしょう。
ベスト・インカムの運用においては、一時的な組み入れ銘柄の価格下落はありますが、長期での資産の成長を追求するため、機動的な資産配分や、きめ細かい銘柄選択を行っています。これからも、長期の資産運用をサポートするファンドとして、投資家の皆さまにご活用いただきたいと考えています。