今すぐチェック!足元の運用状況 2020年8月のポイント
8月のポイント
8月の騰落率は年1回決算型が1.2%、毎月決算型が1.1%と、小幅ながらいずれも上昇し(図①)、4月以降、5ヵ月連続の上昇になりました。引き続き、株式やハイ・イールド債券などの資産が上昇し、基準価額を押し上げました。
8月末時点のポートフォリオの平均利回りは4.0%でした。8月の金融市場におけるポジティブ材料のひとつは、米国での金融緩和が当面継続するという期待が高まったことでした(図②)。つまり、低金利の環境が今後も継続する可能性が高いと考えられます。
低金利環境でもリスク対比で魅力的なインカムを追求
今や、世界はかつてないほどの低金利環境となりました。ベスト・インカムはその名の通り、世界中の資産から、インカム*を獲得できる資産に投資しています。2014年9月の設定来のポートフォリオの利回りの平均は4.6%、低金利が一層進んだ足元1年間**の平均で見ても、4.3%です。多くの資産の利回りが低下する中、運用チームが、より魅力的なインカムをお届けしようと最善を尽くしていることがおわかりいただけると思います。
ベスト・インカムは、市場見通し・動向に合わせて適宜資産配分を行い、リスク対比で魅力的なインカムを追求していることで、過去の値動きも限定的になっています。多くの資産の利回りが低下したことで、相対的に魅力的な利回りを獲得するのが難しくなったことは事実ですが、だからといってより大きなリスクをとって、4%という利回りを達成しているわけではありません。ベスト・インカムの値動きを詳しく見てみると、設定から2020年8月までの71ヵ月間のうち、56ヵ月、つまり約8割は月間の騰落率がプラスマイナス2%の範囲内でおさまっていました。一方、3%以上、上昇もしくは下落した月は9回ありましたので、平均して年間1、2回は大きな値動きとなっていたと言えます。
過去において、低金利の代表の国・地域と言えば日本、というのが金融市場の常識でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界中の多くの国が金融緩和政策を導入したり、更に強化しました。その結果、世界の投資家がポートフォリオの中核として保有していた米国国債も、日本の個人投資家に高金利通貨として人気が高かった豪ドル建ての債券も、金利水準としては魅力が低くなってしまいました。
このような市場環境で、ベスト・インカムは、可能な限りリスクを抑えながらインカムを追求しています。これからも、リスク対比で「ベスト」と思われるものに投資を続け、中長期でお付き合いいただける運用を目指してまいります。