日本株運用チームの概要
出所:J.P.モルガン・アセット・マネジメント 2023年12月末現在(外貨建ての運用資産残高は、2023年12月末時点の為替相場にて円換算) 調査担当者の業界経験年数は、委託会社以外での株式調査業務の経験年数も含みます。出身国の8ヵ国は、日本、米国、英国、インド、オーストラリア、中国、ロシア、オーストリア。
『世界の企業と比較した日本企業の強み』を調査・分析することを可能にするグローバルの調査体制
出所:J.P.モルガン・アセット・マネジメント 2023年12月末現在
運用の特徴
- 年間延べ約5,000件の企業取材を通じた徹底的な企業調査および分析
- 景気サイクルに依存しない独自の成長ストーリーを有する銘柄の発掘
- 5年、10年後も社会に貢献しながら持続的な業績の成長を遂げられる銘柄に着目
企業取材の件数は、J.P.モルガン・アセット・マネジメントの日本株式担当者による2023年の実績
ファンドはどんなふうに運用されているのでしょう?
投資アイディアの発掘 〜“自由な発想”から〜
“自由な発想”からスタートします。より良い企業や銘柄を発掘するための第一歩となります。アイディア発掘のミーティングは真剣そのもの。いろんな“妄想”が飛び交います。
我々が日々心がけているのは既成概念にとらわれないこと。また、情報感度も重要です。アンテナを高く張って、世の中で起きている変化を敏感に把握します。その中から新しいアイディアが生まれます。
チームでの議論は、時には“妄想”に発展することもありますが、これは重要なプロセスで、メンバーは極めて真剣に捉えています。
企業調査・分析 〜“横断的”かつ“多面的”に!〜
運用担当者は組み入れ銘柄を決定するだけではなく、その判断の前提となる企業の調査も自身で行います。全員が全業種を“横断的”にカバーしています。また、大型株から中小型株まで、企業の規模の大きさにとらわれることなく、発掘された投資アイディアをもとに幅広く企業を調査します。業種の垣根なく広い見地から分析することによって、相対感や柔軟な考えをしっかり持つことができます。
企業への取材は、投資を検討している企業にとどまらず、競合他社やサプライヤー、顧客企業にまでその対象を広げています。また、同じ企業の取材に、別の運用担当者が訪問することも積極的に行っています。異なる視点から“多面的”に分析することによって、議論を深めて投資判断の精度を高めています。
投資銘柄の決定、運用管理 〜投資開始後も“検証”は続きます〜
さまざまな角度から検討を進めた結果、最終的に投資銘柄が決定され、ファンドでの購入指図が行われます。投資判断の基準は、その企業の利益の成長性が高いかどうか、そしてその利益成長に対して株価が割安かどうか、ということです(GARP = Growth at a Reasonable Price)。
投資を開始した後も、投資アイディアが引き続き有効かどうか、銘柄に対する確信度が変わらないかどうかなど、随時検証しています。その検証した結果を踏まえて、いち早く次の行動に移すことができるのも我々の強みの一つです。ファンドの運用において機動性が高いことも良好な運用成果を追求する上で重要な要素だと考えています。
投資アイディアの発掘から投資までの流れ(イメージ)
上記の画像はイメージです。
まとめ:3つのキーメッセージ
上記は2023年12月末時点の情報です。J.P.モルガン・アセット・マネジメントの運用部門はグローバルに国境をまたいで組織されています。上記の日本株運用体制には日本法人であるJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社のほか、JPモルガン・アセット・マネジメント(アジア・パシフィック)リミテッド(香港法人)に所属する日本株運用担当が含まれます。また、アジア株運用を兼務する者も含まれます。
上記の運用プロセスは、日本株運用チームが運用する投資戦略のうち、「日本株式グロース戦略」をご紹介するものです。当チームではこのほか、企業の均衡価値と市場の株価の乖離を捉えて超過収益の獲得を目指す「日本株式コア戦略」といった、お客さまのニーズに合わせて多岐に及ぶ運用戦略を国内外の投資家に提供しています。