気候変動リスク
気候変動は、世界中の企業にとって緊急かつ重大な課題となっています。しかし同時に、期待される低炭素経済への移行によって生じる新たな機会を享受できる企業もあります。
インベストメント・
スチュワードシップ
Investment-led, expert-driven
責任あるスチュワードシップ
スチュワードシップは、顧客にとって長期的な価値を創出するための責任ある資本配分を行い、その管理監督を実施することです。J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、投資先企業との積極的なエンゲージメントや議決権行使を通じて長期投資家の立場から意見を表明し、スチュワードシップ責任を果たすことに全力を注いでいます。アクティブ運用を行う運用会社として、投資先企業が適切にリスクを管理し、長期的な価値創造につながる企業行動を展開していくことを推奨しています。
6つの優先事項
J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、普遍的に適用可能であり、時代を経ても変わることはないと考える、6つの優先事項を特定しています。これらは、運用において極めて重要な長期的なリスクと機会をもたらす、ESG課題であると思われます。これらの優先事項に付随する主題を包含した計画的で目的を絞ったエンゲージメントフレームワークを策定しています。
気候変動は、世界中の企業にとって緊急かつ重大な課題となっています。しかし同時に、期待される低炭素経済への移行によって生じる新たな機会を享受できる企業もあります。
多くの企業は、製品の製造やサービスの供給において自然資本に依存しています。天然資源の劣化を伴う生態系の枯渇や喪失は、長期的な事業のレジリエンスにとって大きな財務リスクとなるでしょう。
人的資本管理は、従業員のエンゲージメントを高め、生産性の高い労働力を維持する上で極めて重要です。人材に関連するリスクや機会を上手く管理できなければ、従業員やステークホルダーとの関係性に悪影響を及ぼし、株主価値を損なう可能性があります。
ソーシャルステークホルダーエンゲージメント
長期的に持続可能な企業であるためには、企業の経営者層は、事業を展開するにあたって幅広い関係者の存在を考慮する必要があります。これには、株主、サプライヤー、顧客、およびコミュニティなどが含まれます。
ガバナンス
優れたガバナンス基準と高いリターンには、強い正の相関があると考えます。実効性を伴ったコーポレート・ガバナンスは、情報の透明性や説明責任、適正な監督、株主への尊重といった要素を満たしています。
長期戦略との整合性
長期的な視点で事業運営を行うことは、ビジネスモデルの持続性を高めます。経営陣の報酬プランは、株主と投資先企業の経営陣との長期的な連携が図れるように構築されるべきであると考えます。
スチュワードシップにおける役割と責任
J.P.モルガン・アセット・マネジメントでは、1,000名を超える世界中の運用プロフェッショナルとインベストメント・スチュワードシップチームが密接に連携することで、投資先企業との長年にわたる関係性や専門的な知見を、スチュワードシップに関する知見やガイダンスと結びつけています。
リサーチを強みとするエンゲージメント
幅広いアセットクラスをカバーするJ.P.モルガン・アセット・マネジメントの運用プロセスにはエンゲージメントが不可欠です。そして、企業、マクロ経済の変動要因、セクター要因、ESGのテーマに関する調査がリスクや投資機会を見越したエンゲージメントを可能にしています。J.P.モルガン・アセット・マネジメントのエンゲージメントアプローチは、以下の4つの原則に基づいて構築されています。
意図を持つこと
J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、投資先企業に対し、責任ある資本の配分と長期的な価値創造に注力するよう働きかけることで、顧客の利益を最優先に行動します。
マテリアリティ(重要性)
持続可能性に関連する要因が、投資先企業にとって長期的にどのような財務上の影響をもたらすかを理解し、J.P.モルガン・アセット・マネジメントが投資する地域、文化、組織の違いを認識するよう努めます。
付加すること
より長期的なリターンを顧客に提供するために、最も緊急性の高い戦略課題に取り組みます。
透明性
J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、投資先企業に対しては自律的な事業運営を期待する一方、担うべきスチュワードシップ責任を理解した上で、ステークホルダーに対しては透明性のある対策を実施していきます。
J.P.モルガン・アセット・マネジメントでは、エンハンスト・エンゲージメント・プログラムで掲げる3つの柱を通じて、最も時間と注意を要する投資先企業に対し、意味のある変革を後押ししていきます。
フォーカスリスト:株式および/または債券への投資を行っており、調査の結果、財務上マテリアルなESG課題が特定された企業のリスト。
特定のテーマごとのプロジェクト:特定のテーマは、J.P.モルガン・アセット・マネジメントが定めたインベストメント・スチュワードシップの6つの優先事項に沿っており、同じ課題を持つより多くの投資先企業をターゲットにエンゲージメントを行っています。
事後対応を要するエンゲージメント:コーポレートアクション、注目すべき事案、事案の進展度合い、論争、規範違反、および議決権行使の中で生じた問題などで事後的に対応すべきと考えられる課題に対応します。
2023年のエンゲージメント
主要なポイント
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J.P.モルガン・アセット・マネジメントの2023年のインベストメント・スチュワードシップ・レポートのハイライトをビデオ(英語)でご紹介します。
2023年のエンゲージメント活動の結果
議決権行使
J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、顧客のポートフォリオで保有する株式について、特定の顧客口座に適用される法的基準に従い、顧客の長期的な利益に最も適した投資判断に基づき、議決権を行使します。
各地域それぞれの法律や、各地域での適切なガバナンス・プラクティスに対する期待にもとづいて、包括的な議決権行使方針とガイドラインを設けています。
インベストメント・スチュワードシップに関連するポリシー
J.P.モルガン・アセット・マネジメントの日本法人であるJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社は、運用機関として2014年5月28日に日本版スチュワードシップ・コードの受け入れを表明しました。そしてその責任を果たすため、企業経営者とのミーティングをはじめとした対話の機会を活用し、運用機関の立場から企業に対し経営改善のための意見表明を行うなど、企業価値向上と企業の持続的成長を促すことを目的として、建設的な対話に努めています。
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