このページでは、世界全体の企業景況感と企業業績を見ています。
【左】は、グローバルの製造業とサービス業の企業景況感を見ています。こちらのデータからは、2020年に新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で景気が大きく落ち込んだ後、2021年にかけて経済の正常化が進んだことが確認できます。但し、既に企業景況感はピークアウトしており、今後は世界景気の拡大ペースが減速する可能性があります。
【右】は、世界株式のセクター別予想1株利益(EPS)の「変化率」を見ています。セクター別の企業業績見通し(暦年単位、アナリスト予想集計値)を見ると、昨年は世界景気が加速する中で景気敏感セクターのEPSの伸びが顕著でしたが、今年や来年は景気が減速するため、同セクターの伸び率は落ち着いていくと見ています。一方、景気に左右されにくいディフェンシブセクターの増益率は、昨年も今後もあまりぶれず、相対的に低い伸び率ですが、安定すると考えられます。