このページでは、各資産のリスク・リターンと、為替ヘッジの効果を見ています。
【青色】は、円ヘッジをしていない外貨建ての資産、【赤色】は、円ヘッジした外貨建て資産もしくは円建て資産、【茶色】は日米REIT、【緑色】は普通預金を示しています。リスクやリターンの値は、2003年3月末から直近までの月次データをもとに算出しています。また、円ヘッジに伴うヘッジコストは、考慮しています。
投資初心者の方向けの、「預金から1歩踏み出す投資」、言い換えれば、「リスクを抑えつつ、一定程度の利回りを得る運用」を実践したい場合は、例えば、リスク=リターン平面上で右上に位置しているREITなどに集中投資をすることは、望ましくないことがわかります。
次に、同一の外貨建て資産の【青色】と【赤色】の位置を見比べると、円ヘッジをすることで、ヘッジコストがかかる分だけ、ややリターンが下がる一方、リスクを比較的大きく下げられることがわかります。
つまり、①リターンもリスクも高いような資産への集中投資を控えることや、②外貨建て資産に円ヘッジをかけることによって、目標とする「リスクを抑えつつ、一定程度の利回りを得る運用」に、より近づけることができる可能性を示唆しています。