このページでは、米国の力強い需要の伸びと人手不足を見ています。
【左】は、米国の個人の所得・消費・貯蓄を見ています。【オレンジ色】の米国の個人消費をみると、現金給付による所得増加やリベンジ消費が影響し、足元は新型コロナ前の水準を大きく上回っていることがわかります。
【右】は、米国のセクター別の就業者数の変化を見ています。一時と比べて雇用は回復しており、今後も回復傾向が続く可能性が高いものの、いまだコロナ禍前の就業者数には到達していません。【左】の消費動向と【右】の労働市場の現状を合わせて考えれば、足元の米国は、力強い需要と比べて、供給の回復が遅れていると言えるでしょう。