このページでは、グローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)の上下動を見ています。
そもそも金融市場の見通しを考える上では、①景気拡大期と後退期で分類できる長期の「10年サイクル」と、②景気拡大期において加速期と減速期の両方を考慮する中期の「3年サイクル」を意識したいところです。
それぞれのサイクルの代表的な経済指標としては、①10年サイクルであれば米国の失業率(→Guide to the Marketsの20ページ参照)、②3年サイクルであればグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)などが挙げられます。②に関しては、実際に右下の【表】を見ると、グローバル製造業PMIが上昇した期間は平均で約13ヵ月、下降した期間は約24ヵ月となっており、これらを合計すると約3年になります。