このページでは、世界の経済成長率と新型コロナウイルスの感染動向を見ています。
【左】は、世界の経済成長率とグローバル製造業PMIを見ています。【緑色の予測値】で今後の成長率の見通しを見ると、今後も世界経済の拡大は続くものの、そのペースは緩やかに減速していく可能性があります。このような動きを反映し、【紫色】の世界景気のサイクルを表すグローバル製造業PMIも、今後は低下基調で推移するとみています。
【右上】は、新型コロナの世界の新規感染者数と新規死者数を見ています。新型コロナウイルスの「オミクロン型」など変異型の動向には今後も注意が必要ですが、少なくとも現時点では新規の感染者数に対して死者数が限定的である点が安心材料です。また、今後はワクチンのブースター接種や飲み薬の普及などが期待されるため、経済活動が大幅かつ長期的に落ち込む可能性は低いと考えられます。
【右下】は、グローバルの製造業景況感指数の「サプライヤー納期指数」をみています。昨年は、世界的な供給不足が生産活動に悪影響を与え、物価の高騰も招きました。このような状況が同指数の歴史的な低下にも表れていましたが、足元では底を打っており、納期の長期化傾向には改善の兆しがみられます。