このページでは、世界の景気サイクルの先行指標を見ています。
【左】では、OECD景気先行指数の前月差とグローバル製造業PMIを見ています。【上】は、OECD景気先行指数(OECD加盟国+非加盟の中国、インド、インドネシア、ブラジル、ロシア、南アフリカが対象)とその「前月差」をみており、【下】をみると、後者の「前月差」は、PMIに6ヵ月ほど先行する傾向があることがわかります。足元でこの「前月差」の低下が続いていることから、今後はPMIが低下基調を辿る可能性があります。
【右】では、グローバルの製造業景況感の新規受注指数と、完成品在庫指数を見ています。
【上】を見ると、新規受注指数が低下基調に転じた一方、完成品在庫指数は上向き始めたことがわかります。結果的に、グローバル製造業PMIに先行する傾向がある【下】の新規受注・完成品在庫比率は低下しており、こちらも世界の製造業の景況感が以前ほど好況ではなくなる可能性を示唆しています。