このページでは、米国のグロース株式とバリュー株式をみています。
【左】では、株価を比較しています。過去数年は、グロース株式がバリュー株式よりも大きく上昇しましたが、その反動もあり2022年は相対的にグロース株式が大きく下落しています。
【右上】では、企業業績の見通しを比較しています。世界金融危機以降は、バリュー株式よりもグロース株式の企業業績見通しの方が堅調ですが、足元では新型コロナをきっかけとしたデジタル化の急速な進展を受け、その傾向がより強まっています。
【右下】では、バリュエーションを比較しています。通常、相対的に成長期待が高いグロース株式のバリュエーションは、バリュー株式よりも高水準で推移することがわかります。ただし足元では、【右上】でみたような企業業績見通しの明暗を反映しているためか、グロース株式とバリュー株式のバリュエーション格差が依然として大きくなっています。過去を振り返ると、このようなバリュエーション格差の拡大は、1990年代後半から2000年にかけてのITバブル期にも生じていました。