このページでは、世界の株式市場のバリュエーションについて確認することができます。
【上段】では株価収益率(PER)、【下段】では株価純資産倍率(PBR)について見ています。いずれも株式市場における伝統的なバリュエーション指標であり、数値が高くなれば割高方向、低くなれば割安方向を示唆します。【緑色】の【ダイヤ】が足もとの水準、【青色】の【横棒】が過去15年の平均値をそれぞれ示しており、直近の株価が過去15年と比べて割高か割安かを比較することができます。また、過去15年との比較のみならず、他の国の株式市場との比較も行うことができます。もちろん、過去15年との比較や他の市場との比較によって、いかに割安であると判断しても、株価が上昇するとは限りません。割安な株価がさらに割安になる場合もあるため、注意が必要です。
PER(Price Earnings Ratio):株価収益率。株価を1株当たり利益(EPS)で割ったもので、何年分の利益で投資額(株価)を回収できるかを示す。PERが高い(低い)ほど回収に要する期間が長い(短い)ことから、PERが高い(低い)ほど割高(割安)であることを示す。
PBR(Price to Book-Value Ratio):株価純資産倍率。株価を1株当たり純資産(BPS)で割ったもので、株価が株主に帰属する純資産の何倍かを示す。株価は企業の将来価値である一方、純資産は企業の解散価値であるため、1倍を超えると市場は当該企業が将来も存続する意義が高いと考えていることを示す。PBRが高いほど割高であることを示し、低いほど割安であることを示す。一般的には、PBR1倍が株価の理論的な下限であると考えられるため、一定程度、下値の参考となる。