このページでは、世界の株式のファンダメンタルズを見ています。
【左上】は、世界の企業景況感と予想1株利益(EPS)を見ています。世界景気のサイクルを表すグローバル製造業PMIと世界株式の予想EPS(12ヵ月先)の伸びが密接に連動していることがわかります。今後は、既にピークアウトしたように見えるPMIにつられて、EPSの伸び率も鈍化する可能性があります。
【右】は、世界株式のセクター別予想1株利益(EPS)の「変化率」を見ています。セクター別の企業業績見通し(暦年単位、アナリスト予想集計値)を見ると、昨年は世界景気が加速する中で景気敏感セクターのEPSの伸びが顕著でしたが、今年や来年は景気が減速するため、同セクターの伸び率は落ち着いていくと見ています。一方、景気に左右されにくいディフェンシブセクターの増益率は、昨年も今後もあまりぶれず、相対的に低い伸び率ですが安定すると考えます。
【左下】は、日米株式の予想1株利益(EPS)を見ています。日本株式は米国株式よりも景気敏感セクターの比率が高いため、世界の景気サイクルに応じてEPSの伸び率もぶれやすいことがわかります。従って、景気の加速期と比べ、減速期は日本株式の相対的な魅力が低下する可能性が高まるでしょう。