このページでは、株式の業績修正と投資家心理のサイクルを見ています。
【左】では、グローバル製造業PMIと日米株式の予想PERを見ています。【水色】で示しているPMIが「50以上だが低下傾向の局面」で、予想PER≒投資家の強気度が下がる背景には、景気や業績に対する投資家の過度な楽観の反動で生じる「不安先行」がありそうです。
ここで【右】に注目です。過去は【黄緑色】の世界株式のリビジョン・インデックスと【オレンジ色】の投資家信頼感指数は、【紫色】のグローバル製造業PMIと密接に連動する傾向があることがわかります。つまり、PMIの上昇期はアナリストと投資家の楽観ムードがどんどん強まる一方、その“行き過ぎた”強気・楽観は、PMIのピークアウトとともに剥がれ始め、結果的に【左】の【水色】の予想PERの低下基調として表れると考えられます。
この「不安先行」の局面では、予想PERの低下基調(→株安圧力の継続)により、徐々に株価の上値が重くなると考えます。