このページでは、世界景気の減速期における株式投資の相対パフォーマンスを見ています。
【左】は、グローバル製造業PMI(3ヵ月移動平均値)と株式の相対リターンを見ています。【水色】に注目すると、過去は世界景気が減速基調になると、投資家がより安心感のある投資行動をとるようになる結果、①高ROE(株主資本利益率)・低債務・収益安定などの特徴をもつクオリティ株式や、②景気動向に左右されにくいディフェンシブ株式のパフォーマンスが相対的に優位になったことがわかります。
【右上】は、世界クオリティ株式指数と世界株式指数の構成国・地域比率と、予想ROEを見ています。相対的に予想ROEが高い米国やスイス、台湾などの株式は、クオリティの性質が相対的に強い傾向があることがわかります。反対に、予想ROEが低い日本株式市場は、クオリティの性質も相対的に低いことがわかります。
【右下】は、日本株式指数と世界株式指数のセクター構成比率を見ています。日本は、海外と比べて、資本財や一般消費財などの景気敏感セクターの比率が高いことがわかります。