このページでは、景気の3年サイクルの上昇と、株式市場の動きを見ています。
過去のデータを見ると、景気の3年サイクルを表すグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)が上昇基調の場合、基本的にはリスクオンとなり、株式などのリスク資産が堅調に推移したことがわかります。
【右】は、グローバル製造業PMI(3ヵ月移動平均値)が上昇基調を維持している時の日米株式の推移を【赤色】で示しています。ここからわかることは、主に次の2点です。
①株価は上昇基調になる傾向がありました。実際に、PMIの上昇局面で株価が上昇した月の割合を見ると、日米株式とも約7割となっており、株価は上がりやすく、下がっても一時的になる傾向が示されています。
②米国株式よりも日本株式が堅調になる傾向がありました。PMIの上昇時の月次リターンの平均値を見ると、米国株式の+1.5%に対して日本株式は+2.4%と相対的に高いリターンになったことがわかります。