今すぐチェック!足元の運用状況 2021年8月のポイント
8月のポイント
8月の騰落率は年1回決算型、毎月決算型ともに0.7%(図①)上昇しました。2021年に入り、毎月着実に基準価額は上昇し続け、年1回決算型の過去1年間の騰落率は+14.2%(図②)、設定来の騰落率は+25.1%(図③)、年率で+3.3%となりました。
ベスト・インカム7年間の軌跡
さて、本稿作成時点で、ベスト・インカムは2014年9月の設定から満7年を迎えました。ベスト・インカムは、インカムを生み出す世界中の資産に徹底的に分散投資を行うことで、利回りの獲得に加えてリスクとリターンのバランスに配慮しながら運用してきました。平常時は“徹底した分散投資”と“為替ヘッジ”で「守り」を固めながら、ショック時など市場環境が大きく変動するような局面では機動的かつ積極的なリスクテイクで「攻め」の運用を一貫して行っています。
設定来の値動き(年1回決算のグラフ)(図④)をご覧いただくと、時折、下落することもありましたが、その後、下落分を取り戻し、全体としては緩やかな右肩上がりになっていることがわかります。設定後初めての大きな試練は2015年のチャイナショック、2つ目が2018年の米国の長期金利の上昇と米中の貿易摩擦問題、3つ目が2020年2月末から3月のコロナショックでした。特に3つ目のコロナショック時の下落は予想を超えるものでした。世界的なパンデミックという歴史的大事件に見舞われ、基準価額は大きく下落しましたが、その後の回復力も目覚ましく、結果としては約10ヵ月という比較的短い期間で下落前の高値水準まで回復しました。
一方で利回りに着目すると、8月末のポートフォリオの平均利回りは3.8%1(図⑤)でした。7年間の運用期間中には、5%を超える利回りを確保していたこともありますので、以前と比較すると絶対水準としては低下したことは否定できません。しかしながら、特にコロナ以後、世界的に異次元の金融緩和が行われる中、守りと攻めを意識しながら4%前後の利回りを維持しています。結果として、毎月決算型では、2015年2月に分配を開始して以来、毎月30円の分配金を出し続けています。
ベスト・インカムは「攻め」と「守り」の運用を行うことで、株式の配当や債券の利息など2のインカムゲインを獲得しながら、資産の値上がり益であるキャピタルゲインも追求してきました。今後も、元本の成長も期待しながら、インカムを獲得し続け、毎月決算型では毎月分配金を受け取ることができるファンドとして、年1回決算型では元本とインカムの積み上げを享受できるファンドとして、お客様の資産形成の一助となるよう、J.P.モルガン・アセット・マネジメントの運用チーム一同励んでまいります。

1平均利回りは当社グループの情報に基づき算出しております。平均利回りは、保有銘柄のうち株式やリート等については配当利回りを、債券等については最終利回りを、各アセットクラスの時価評価額に応じて加重平均したものです。したがって、実際の投資家利回りとは異なります。
2必ずしも利払い日や決算時に利息や配当金を受け取れるとは限りません。
「JPMベスト・インカム(年1回決算型)/(毎月決算型)」を総称して「JPMベスト・インカム」または「ベスト・インカム」と言います。投資先ファンドとは「JPモルガン・インベストメント・ファンズ-グローバル・インカム・ファンド」の「Iクラス(円建て、円ヘッジ)」(「グローバルインカムファンド」と言います。)を指します。「ベスト・インカムの投資先ファンドの運用戦略」を「ベスト・インカムの運用戦略」と呼ぶ場合があります。ベスト・インカムは投資先ファンドを通じて実質的な運用を行います。上記の運用に関する説明は投資先ファンドにおけるものです。ただし、ファンドの騰落率に関しては、ベスト・インカムの騰落率のデータです。当ファンドの投資先ファンドのポートフォリオを「ベスト・インカムのポートフォリオ」と呼ぶ場合があります。当記事に記載された意見・見通しは表記時点での弊社および弊社グループ会社の判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意見・見通しの実現を保証するものではございません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更されることがあります。J.P.モルガンは、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよびその各国子会社または関連会社のマーケティングネームです。