今すぐチェック!足元の運用状況 2020年10月のポイント
10月のポイント
10月の騰落率は、年1回決算型、毎月決算型ともに-0.5%と、9月に引き続き小幅な下落となりました(図①)。10月以降の金融市場に影響を与えたのは、米国で追加の財政政策が遅れるのではないかという懸念、欧州での新型コロナウイルス感染の再拡大でした。また、大接戦となった米国の大統領選挙の動向も、先行きの不確実性を高める結果となり、値動きの大きな展開となりました。米国や欧州の株式市場は、10月の月初には上昇傾向でしたが、月末にかけて下落し、世界株式は3.1%の下落(図②)となりました。
不確実性が高い金融市場で、インカム*を獲得し続けるには
新型コロナウイルスのワクチンが近い将来開発される可能性は高いようですが、さらなる感染拡大は、まだ予断を許さない状況です。また、主要な政府・中央銀行は、経済を支えるための様々な政策を出してくることが予想されます。そうなると、金利の低い状態が今後も一定程度続くと想定されます。一方で、安定的な収益源のひとつとして、インカムへのニーズはますます高まっています。
ベスト・インカムのポートフォリオの利回りは設定来で年平均4.6%、直近1年間の平均で見ても4.3%です**。今後も不確実性が高い金融市場で、インカムを獲得し続けるためには、どのようなことが必要でしょうか。
ベスト・インカムの運用チームでは、多くの資産や国・地域、さらには様々な資本構造を持つ有価証券から投資機会を見出しています。たとえば、債券だけでなく、高配当株にも投資する、米国に加えて欧州やアジアなどの新興国にも目を向ける、債券や株式といったものだけでなく、優先株式などの資産にも分散投資を行う、といったことを意味します。
また、利回りを求めると言っても、リスクに配慮することを忘れずに、過度に利回りを求めすぎないようにすることも重要だと考えています。低金利の環境が続く中、利回り追求と安定的な運用を両立させるためには、ベスト・インカムで行っているような機動的な資産配分と銘柄選択の組み合わせが、今後さらに必要となってくるでしょう。
いずれも、これまでベスト・インカムの運用で行ってきたことではありますが、今後も変動性の高い金融市場でリスクを抑えながら利回りを獲得していくための運用を続けてまいります。

*インカムは債券の利息や株式の配当など一定期間毎に受け取れる収益を指します。
** 設定来の平均は2014年10月から、直近1年間の平均は2019年11月から2020年10月末の期間で計算。
「JPMベスト・インカム(年1回決算型)/(毎月決算型)」を総称して「JPMベスト・インカム」または「ベスト・インカム」と言います。投資先ファンドとは「JPモルガン・インベストメント・ファンズ-グローバル・インカム・ファンド」の「Iクラス(円建て、円ヘッジ)」(「グローバルインカムファンド」と言います。)を指します。「ベスト・インカムの投資先ファンドの運用戦略」を「ベスト・インカムの運用戦略」と呼ぶ場合があります。ベスト・インカムは投資先ファンドを通じて実質的な運用を行います。上記の運用に関する説明は投資先ファンドにおけるものです。ただし、ファンドの騰落率に関しては、ベスト・インカムの騰落率のデータです。当ファンドの投資先ファンドのポートフォリオを「ベスト・インカムのポートフォリオ」と呼ぶ場合があります。本サイトに記載されている個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。